米連邦準備理事会

[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が19日に発表した米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、経済や労働市場に対するリスクが後退したとの認識を示したことを受け、米短期金利先物市場ではFRBが2014年終盤に利上げに着手するとの観測が高まった。
声明では「FOMCは経済および労働市場の見通しに対する下方リスクが秋以降、後退したとみている」とした。
また、同時に発表した最新の経済見通しでは2014年の失業率予想を6.5─6.8%に若干引き下げた。

CMEグループのフェド・ウォッチによると、金利先物市場はFRBが14年12月に利上げに踏み切る確率を52%とする見方を織り込んだ水準となっており、15年1月のFOMCまでに利上げが実施される確率は63%に上昇した。
FOMC声明発表前は、15年1月の利上げの確率は51%織り込まれていた。