米連邦準備理事会

ドル/円    終値    96.45/47
        始値    95.04/05
    前営業日終値    95.32/34
 
ユーロ/ドル  終値   1.3295/97
        始値   1.3402/03
    前営業日終値   1.3394/96

 [ニューヨーク 19日 ロイター] 19日終盤のニューヨーク外為市場では、連邦
公開市場委員会(FOMC)声明とバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見
を受け、ドルが主要通貨に対して上昇した。
 
 ドル/円は一時、96.93円まで上昇し、直近は1.3%高の96.57円。
ユーロ/ドルは朝方に1.3414ドルまで上昇していたが、直近は0.9%安の
1.3266ドル。ユーロ/円は0.4%高の128.29円。
 
 FOMC声明は、毎月850億ドルの資産購入プログラムを継続すると表明し、同プロ
グラムの縮小時期は明記しなかったが、経済と労働市場の見通しに対する下方リスクは秋
以降、後退したと分析した。これを受け、それまで円とユーロに対して弱含んでいたドル
はプラスに転じた。
 その後、バーナンキ議長が記者会見で、経済見通しが予想通りに改善すれば資産購入プ
ログラムを年内に縮小する可能性があるとの見方を示すと、ドルは一段高となった。
 
 BNPパリバの為替ストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「市場は経済に関す
る表現がより前向きになったことに反応している。経済リスクに言及した部分は表現が顕
著に弱まった。FRB量的緩和の縮小開始に近づいていることを示すシグナルだと捉え
られていると思う」と述べた。