ファンドのポートフォリオデータ

ギシリャ債務問題の着地点が見え始め、米国ではNYダウが一時3年9カ月ぶりとなる1万3000ドルを付けるなど、米国株価は堅調に推移している。日経平均株価も、2月14日の日銀による追加緩和策を好感。20日には取引時間中としては昨年8月4日以来となる9500円台を回復する場面があった。東証が発表した1月(1月4日から27日)の投資部門別売買状況(金額ベース)によると、海外投資家は差し引きで3カ月ぶりに買い越しとなり、4329億円の買い長となっている。

 このような状況のなか、海外の投資家はどう動いたのか。モーニングスターが持つファンド情報(世界約4万5000ファンド、約1000機関をカバー)から、日本株を組み入れる海外ファンドを分析(パッシブ型、インデックスファンドを除く)した。ファンドのポートフォリオデータで1月以前の月末データと1月末データを比較して、個別銘柄の所有株数の変動を探った。

<残高が増加した銘柄>
 みずほ<8411.T>   689万811株
 野村<8604.T>    70万3600株
 丸紅<8002.T>    59万5000株
 三菱自<7211.T>   51万2000株
 住友化<4005.T>   46万7000株
 大ガス<9532.T>   38万9000株
 三菱電<6503.T>   37万4543株
 マツダ<7261.T>   36万0834株
 住友電工<5802.T>  31万0391株
 三井造<7003.T>   30万0000株

<残高が減少した銘柄>
 横浜銀<8332.T>  137万1535株
 JX<5020.T>   106万8773株
 日立<6501.T>    65万0000株
 フクダ電<6960.OS>  49万7977株
 第四銀<8324.T>   41万0000株
 北国銀<8363.T>   37万0000株
 日通<9062.T>    31万3348株
 前田道<1883.T>   30万9000株
 東レ<3402.T>    30万3000株

[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2012-02-22 08:47)