ケーユーホールディングス

今年のお年玉銘柄では、東証2部銘柄のケーユーホールディングス<9856.T>を狙いたい。

 11年9月中間期の連結業績は、売上高が236億4100万円で前年同期比8.6%増、営業利益が14億1000万円で同34.0%増、最終損益が9億900万円の黒字(前年同期は4600万円の最終赤字)。年間計画比の進ちょく率は営業利益ベースで72.3%、純利益ベースで75.8%と悪くはない。

 材料面では輸入車ビジネスが挙げられる。11月の外国メーカー乗用車の新規登録台数は前年同月比36.7%増加し、3カ月連続で2ケタのプラスを達成した。20−30歳代の購入も目立ち、為替の超円高を生かした低金利ローンを充実させて需要喚起に努める企業も多い。同社の9月中間期の事業別動向をみると、国産車販売事業が売上高107億4900万円(前年同期比7.8%増)、営業利益6億5000万円(同30.8%増)。輸入車ディーラー事業が売上高128億9200万円(同9.2%増)、営業利益5億3000万円(同49.0%増)と利益の伸びに大きな差がついている。輸入車事業が全体のけん引役となる状況が、しばらく続きそうだ。

 投資尺度でみると、連結PERは7倍台、同PBRは0.3倍台と割安感が顕著。中期の関門である390−400円のレンジに接近し、正念場を迎えている。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2012-01-04 10:04)